2018/08/12 6:00
世間はお盆シーズン真っただ中。海外旅行に出掛ける人も多いだろう。そんな楽しい空の旅にも、面倒な手続きが付きものだ。出入国審査である。この手続きのあり方が今、大きな変革期にある。
8月初旬、夏休みの行楽客などで込み合う羽田空港。国際線ターミナルに到着した中国・上海発の便からは、土産物を抱えた家族連れや出張帰りとおぼしき会社員が、続々と入国審査場に流れてきた。
ものの10数秒で無人審査が完了
スタッフの誘導で乗客が向かったのは、審査官の待つおなじみのゲートではなく、ズラリと並んだ10台の無人ゲートだ。まずパスポートを手元のスキャナーにかざし、ICチップ内の顔画像データを読み込ませる。次に、ドレッサーのような大きなミラーに表示される指示に従い、ミラーに埋め込まれたカメラで顔写真を撮影。写真とパスポートの顔情報が照合されると、ゲートが開いて入国審査は終了だ。この間、ものの十数秒。訓練を積んだ審査官の手続き時間とほぼ変わらないという。
結局、大多数の乗客が無人ゲートを利用したが、ピーク時でも長い行列ができることはなかった。乗客からの反応も、「長旅で疲れているときに、人と対面せずスムーズに手続きできるのはありがたい」(20代女性)と上々だ。
法務省は今年、国内5空港(成田、羽田、関西、中部、福岡)にこの顔認証ゲートを本格導入した。現在は日本人向け入国審査場のみに設置されているが、10月からは日本人の出国審査場にも拡大される予定。同時に、外国人の出国審査での実用化に向けた実証実験も始まる。
導入の背景には、深刻化する出入国審査官の人手不足がある。訪日観光客数が伸び続ける今、一部の空港では外国人向け入国審査場の長い待機列が常態化。LCC(格安航空会社)を中心に多くの国際線が発着する関西国際空港の場合、最長待ち時間は1時間を超えることもしばしば。ある。打開策として指紋認証による自動化ゲートを試験導入したものの、事前の指紋登録が必要なことがネックとなり、利用率は1割を切る。
そこで法務省はこれまで何度か審査官の緊急増員に踏み切っており、今年も279人を増員。それでも、政府が掲げる2020年に4000万人の訪日客受け入れの実現には十分でない。人手不足によって、厳格性が求められる外国人の入国審査がおろそかになっては一大事だ。そこで、「少しでも多くの審査官を外国人の入国審査に注力させるため、事前登録がいらず、厳格さも担保できる顔認証ゲートを採用することになった」(法務省入国管理局総務課の菱田泰弘補佐官)。
実際、取材に訪れた際に顔認証ゲート付近に配置されていた審査官は、モニターで全体の監視をする2名のみ。身長135センチメートル未満や認証エラーが出た客への対応が必要なため、有人ゲートを完全廃止することは難しいが、かなりの人員削減が可能なことは確かだ。
パナソニックとNECで火花
この顔認証ゲートを開発したのは、パナソニック。同社は1957年から取り組んできた監視カメラの技術を応用し、5年前から顔認証システムの開発に本格着手。今回の製品には、99%超という高い認証率に加え、家電から住宅まで幅広く手掛けるパナソニックならではの工夫が光る。
パスポートスキャナーは家庭用キッチンと同じ高さにして使いやすさを追求。カメラをミラーの中に埋め込んだのも「人は鏡に映る自分の顔を見つめる習性があるため、撮られることを意識させずに正面からの顔写真を撮影しやすいから」(顔認証システムを手掛けるパナソニック システムソリューションズ ジャパンの遠田安令氏)。カメラで撮影した画像からベストショットのみ抽出して送信することで、サーバーの負荷を軽減できる点も他社にない特長だという。
顔認証ゲートの採用に当たっては、5社が参加する熾烈な入札が行われたが、価格に加えこうした使いやすさやデザインが評価され、パナソニックが落札した。2018年時点で計134台、総額約16億円分の受注を得ている。空の玄関で「顔認証のパナソニック」を周知することで、海外も含めた拡販を進めたい考えだ。
一方、パナソニックに鼻を明かされたのが、「顔認証世界一」を標榜するNECだ。2020年の東京五輪では、会場への入退場用に顔認証システムの採用が決まっている。
全文
https://toyokeizai.net/articles/-/233194
同じ住友系なんだからさっさと合併しろよw
これ負けたらNEC終わりだもんな
人工知能による
超高度テクノロジー文明社会の到来やな
なんも売るもん残ってねえのに社員は10万人もいるんだわ
NECが最大手
かつてはNECの顔認証が一番性能がいいとされていたが
今はパナらしい。
すご
サーバ1万台で20万人ずつでも大変そうだな
両方とも下請けにやらせてるから
技術に関しては大して変わらんだろ
もう日本企業vs海外の戦いだろ?!
標準化やらゴタゴタして疲弊してる間に海外に持っていかれる
いつもそのパターン
Googleの画像識別ソフトがどうやっても黒人とゴリラの区別がつかなくて
公開を見合わせているというニュースが流れていたので
現実はなかなか難しい
戦う相手が違うやろ
NECは知らん
NECはパソコンから撤退して
NTT系列や官公庁のBtoBに特化してるからな。
もともとコンシューマ向けの
広告やイメージで売る商売は苦手。
身長や歩き方からも特定できるから変装や整形でもある程度見破れるらしい。
引用元
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1534026931/
管理人からひと言
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