世界で最も人気のあるプログラミング言語「Python」の開発を指揮しておよそ30年、その生みの親で「Benevolent Dictator For Life(優しい終身の独裁者:BDFL)」のGuido van Rossum氏が、意思決定プロセスから完全に退くことを決断した。
しかしながら、Pythonから完全に離れるわけではない。「ただのコア開発者としてしばらくとどまるつもりだ。そして、引き続きメンターとして支援していく–おそらくこれまでよりは対応できるはずだ」(同氏)
van Rossum氏の声明から組織運営にうんざりしている様子が明確に読み取れる。「PEP(Python Enhancement Proposal)のために一生懸命戦い、とても多くの人から自分の意思決定を嫌がられるのをもう望まない」と「PEP 572 Assignment Expressions」の一連のやり取りを受けて語っている。
さらに、van Rossum氏は自分の健康状態が良くないことも示唆している。「もうそう若くもないのだから・・・(患ってる病気の一覧を公表するつもりはない)」と述べ、「基本的にBDFLから永久に引退するつもりだ。これからは各自でやってほしい」と話す。
これは、Pythonの将来について、どういう意味を持つのだろうか。非営利団体のPython Software Foundationは、リファレンス実装の「CPython」を管理しているほか、van Rossum氏がプレジデントを務めている。
この問題に関するvan Rossum氏の意見は、「後継者を任命するつもりはない」ということだけだ。
Pythonがこれからどこへ向かうかは、コア開発者ら次第だ。「みんなはこれからどうするつもりだろうか。民主主義を構築するか、無政府主義か、独裁制か、連邦制か」と語り、「イシュートラッカーやGitHubでの日々の決定については心配していない。私に意見が求められることはとてもまれだったし、実はそれほど重要ではない。そういうわけで、これまでと同じように対処されるだろう」と続けた。
Pythonのリーダーが誰であれ、向き合わなくてはならない本当の問題は、van Rossumの考えによると、PEPに対する意思決定をどのように下し、新しいコア開発者をいかに集めるかということだ。
van Rossum氏は、こうしたもろもろの問題が対立を招くかもしれないと懸念する。その上で、Pythonの「Community Code of Conduct(コミュニティー行動規範:CoC)」の存在についてコア開発者たちに注意喚起した。「この規範が気に入らなければ、自分からグループを抜けるほかに選択肢はないだろう。いつ誰が追放されるべきかを決めるには問題があるかもしれない(python-devやpython-ideasといったメーリングリストにもCoCが適用されるため、これらも利用できなくなる可能性がある)」
それはさておき、「私はまだここにとどまるが、みんなが自分で何とかできるようにしてゆきたい。私は疲れた。かなり長い休みが必要だ」(van Rossum氏)
しかしながら、開発者らはvan Rossum氏の復帰を望んでいるようだ。van Rossum氏の辞任を「休憩」や「休養」と呼んでいる。一方で、新たな統治モデルを模索するために他のオープンソースプロジェクトに目を向けたり、三頭政治での管理体制を打ち立てたりといった議論もある。
1989年のクリスマス休暇に始まった趣味のプログラミングプロジェクトを発端として、Pythonは長い道のりを歩んできた。van Rossum氏は新しくて、読みやすいスクリプト言語のインタプリタとしてPythonを開発。UNIXやC言語のハッカーが興味を持つだろうと考えた。「プロジェクトの当座の名称として、(『空飛ぶモンティ・パイソン』の大ファンでもあるし)半ばふざけた気持ちで“Python”と名付けた」(van Rossum氏)
Pythonはすぐに大人気となった。リリースされて間もなくして、今日のウェブ開発の中核を担う、LAMP(Linux、Apache、MySQL、Perl/Python/PHP)スタックの一部となった。
現在、Pythonはプロジェクト発足以来、初めての根本的なリーダーシップの危機に直面しているが、これからも強力で人気の高い言語であり続けるだろう。
https://japan.zdnet.com/article/35123118/
python3は、完成したように思う。
簡単に使えるプログラミング言語と大規模に使えるプログラミング言語は
相容れないからね。どこかで発展の限界が来る。
それで枯れることで使いやすくなる。それも現実。
そうだっけ?
1系リリースが91年。Apacheの初版が95年なんで、まもなくしてって言われると違和感しかないんだが
Linux環境でのシェルスクリプトでは記述が面倒な規模の
標準的スクリプト系言語のポジションは確保したな
Perlを排除してとどめを刺したのはGJ
一強になってくれたほうが、使う側としてはありがたい
次世代に重要な意思決定を引き継ぐのは
とてもよい選択。
でないと、Perl6 のように自らその命を絶ってしまうことに
なりかねない。
良く探そうね
次は何が来るの?
Javaも終わったの?
ボラクルによって商業ソフトは事実上有料化
教育関連では使われなくなりそう
OpenJDKがあるだろ
何適当なこと言ってんだ
半年毎にメジャーバージョンアップでサポートも無しなんて商用で使えるかよ。
サポート無いと使えない程技術も知識も無いし
サポートに払う金も無いってか?
恥ずかしい奴だな
>>95
サポート無いと使えない程技術も知識も無い人でも使える言語はいくらでもあるし
サポートに払う金も無い人にも使える言語はいくらでもある
OpenJDKとやらはずいぶんとお高くとまった言語ですね
サポート無いソフトウェア使う企業ってあるか?
ああ、無職ですか。
えっ
goとサービサイドjsだろうな
>>29
それは大規模開発でバカ野郎によるミスを排除するため
何でも自由な言語だと頭いい奴はいいコードを書くが
バカ野郎はクソコードを書いてしまう
インデントも出来んやつはプログラム書くなよ
これはあるなw それで困ったこと一度もないし、見やすくて良いと思うんだけど、どういう人が困るんだろ。
インデントだけで80桁超えちゃうやつとか?
具体的には?
変数のスコープ
まあそれはよく言われてるわな
でもそれだけじゃ多いというほどではなくね?
書籍見る限りではスッキリとした感じだけど
使える言語は多いほうが楽できるぞ
興味ある今が頃合い
IoT関連やディープラーニングではpython一択。
c++もあるし、コアはc++だよ
pythonは所詮ラッパーでしかない
その発想だと、目の前の技術偏重で負けるよ。
アルゴリズムの実証用でしかない
そのまま実運用ではクソ遅くて使いものにならない
最終的にはC/C++で書き直してコンパイル
オープンソースなんつっても実際開発しているのは少数らしいな
その人たちしかコアの部分の開発はできないし、他の人たちにはいじらないでほしいとか。
Java 相当のものと
Python あたりのスクリプト言語
世界的に統一されたものをひとつきちんと管理したら
すごくいいと思うけど
お金の問題と
権限の問題が絡んで
単純じゃないのかな
何も根拠を示さずにこれからも人気であり続けるだろうと
締めくくるのがどこか気持ち悪い文章
知らないうちにpythonに依存していた
JavaScript Good Parts
なんていう本がわざわざ出てくるようなJavaScriptに比べたら割とマシな言語。
世界中のAI研究者がアイデアを実証するためにPython使ってるんだろ
Cに直す単純作業は土方にやって貰えばいい
python一択ではないということよ
きっとこの手の奴は最近のIDEとかを全力で否定して
他人にもEmacsやらViをデフォルトそのまま使うことを強制するタイプの老害
C++の方が上とか、Pythonが下とか、
プロの世界でマジ顔でこんな話するとバカにされるよ
冗談ですることはよくあるけどw
はぁ?
仕事で使う言語なんだから優劣比較して上位の物を使うのが常識だろ?
趣味のプログラムなら自分の好きなの使ってろw
引用元
http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1532774134/
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