米サンフランシスコを拠点に仮想現実（VR）デバイスを開発するVAQSOは21日、映像に合わせて匂いが出るVRデバイスを発売したと発表した。技術者向けに999ドル（税別）で自社サイトを通じて販売する。匂いは火薬や森、コーヒーなど15種類から選べる。視覚や聴覚だけでなく、臭覚も楽しめることでより臨場感のあるVR体験を提供できる。

開発デバイス「VAQSO　VR」は高さ3センチの機器で、VRヘッドセットの下に装着する。デバイスには匂いの異なる5種類のカートリッジを搭載する。

利用者はヘッドセット内の画面に映るマッチを手で持って着火すると、火薬の匂いが自動的に出てくる仕組みだ。

デバイスには5種類のカートリッジがついている。匂い1種類当たり70ドルで追加購入できる。チョコレートやカレー、生臭い「ゾンビ」、花束などの匂いを用意した。

同社の川口健太郎最高経営責任者（CEO）は「ゲーム会社などで採用を見込んでいる。2019年には消費者向け製品として200ドル前後で提供できるようにしたい」と同日の記者会見で語った。

VAQSOは17年に設立。早稲田大学も出資するベンチャーキャピタル、ウエルインベストメント（WERU、東京・新宿）から累計80万ドルを調達している。

匂いデバイスの事業拡大に向けて、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン（LVMH）系高級香水ブランドを手掛ける調香師フランシス・クルジャン氏がVAQSOのアドバイザーに就任した。
2018/11/21 12:43
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38021420R21C18A1000000/

提供している１５種類の臭いとは
１・Environment(環境系)
Ocean、Fire、Forest、Wood、Soil
２・Foods/Drinks（食べ物/飲み物）
Coffee、Caramel、Chocolate、Curry、Fried Chicken
３・Other
Zombie、Woman、Mint、GAS、Flower

たとえば、「墓場のシーン」では森と土とゾンビ臭がミックスされ
「夜明けのリゾートホテル」では海とコーヒーと女の臭いがブレンドされるとか？

「状況に合わせて匂いが出る」系のしくみは、もう何十年も前から数年おきに現れて、
まったく流行らずに消えていく「常負」機器よ。

そういうのに疎い人間が、まったく流行らなかったのを「今まで無かった」と勘違いして
数年ごとに「新発明」するらしいｗ

古くは映画で使われて、こすると匂いが出る紙を映画館で配って、スクリーンに
指示が出たらその番号の紙をこすって匂いを嗅ぐというものだった。
映画館で観客が一斉に鼻先で紙をこすりだして「すーはー」やってる様は、
さぞかし異様だったろうなｗ

AVにも匂いが附属するようになるのか

無香 < 微香 < 純香 < 醇香 < 臭 < 満臭 < 激臭 < 超臭

みたいに段階選択できるようになるんかな