はじめに、この本に出会えたことを著者であるボンブ氏に感謝申し上げます。本を完成させるまでには並々ならぬご苦労があったかと思います。その苦労と強い想いが形になり本という形でこの世に産み落とされたことを非常に喜ばしく思います。
あわせて奥様とお嬢様にも感謝申し上げます。家族の理解がなければ本を作り上げることは到底成し遂げることができなかったことは想像に難くありません。ご家族の理解と協力があってこそ完成できたと思います。一読者として感謝いたします。
そして、先行版読者として選んでいただきありがとうございました。ボンブ氏を知ったのは数年前だったかと記憶しております。歯に衣着せぬウィットに富んだ煽り芸を楽しく拝見させていただいておりました。最近は煽り芸の鋭いナイフが摩耗してしまい切れ味が今ひとつと感じているのも事実です。以前のような切れ味のよい煽り芸を楽しみにしています。
接点がほとんどなくクソリプを送っていた私が、先行版読者に選ばれたのはなぜなあぜぇ?という気持ちがありますが、誰よりも早く読ませていただけたことを改めて感謝申し上げます。
タイトルは「無能なITエンジニアのための100の教訓」となっていますが、内容はITエンジニア向けというより、もっと広く働く人たちみなさんに必要な教訓だと思います。
著者自身はこの教訓を実践できていないから無能と感じておられるようですが、私が働いてきた世界では私自身も含め、実践できている人はほとんどいませんでした。いかに、著者が志高く仕事をされたかは想像に難くありません。その結果、理想と現実のギャップでご自身を無能と思うようになってしまったのだと感じました。そもそも理想が高すぎたのだと思います。
私自身は、教訓に書かれている内容に気付くまでにかなりの年月がかかりました。実際にこれらの教訓に気づいたのは、ここ数年のことです。これらの教訓を単に頭で理解するだけでなく、体系的に文章にまとめ上げ、さらにはそれを本として出版するに至った著者の能力は、決して無能なものではありません。むしろ、そのような業績を成し遂げた著者は、疑いようのない優秀さを持っている方です。
少し本の中身に触れさせていただくと、私が仕事をする上で一番大事にしているのはコミュニケーション(自分自身課題と認識し常にアップデートを心がけている)なのですが、その中でも著書にも書かれている、「2.6 ありがとう、ごめんなさい」・「2.10 自分の時間、他者の時間」を日々の仕事で非常に大切にしています。これができない人が多すぎて荒れるぐらいです。内容に共感しすぎてつぶやいてしまいました。もちろんこれらの教訓だけではなくほかの教訓からも自分にとってまだまだ足りない部分や、気がついていないことも多く学ばせていただきました。
X(旧Twitter)では優秀なエンジニアさんが目立ち、比較すると落ち込むこともありますが、ボンブ氏の本から得られた教訓を一つ一つ習得しレベルアップしていくことで、今後の社会人人生を少しでも意義あるものにしていきたいと考えています。
ただ、残念なことに本当に無能な人は自分のことを無能だとおもって(気がついて)いないので、この本を手にとる機会がないかもしれません。この本を手に取って読む人は少しでも成長したいと考えている少し優秀な人だと思います。
この貴重な機会をいただいたことに心から感謝し、いつか直接お会いできる日を楽しみにしています。
※読書感想文を参考にして本を購入したことで生じた後悔や損害について、かえるくんは一切責任を負いません。また、損害賠償や謝罪の要求にも一切応じません。
かえるくん。(Powered by ChatGPT)
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