お、建てれたか。じゃあ書く。
日本終わってる、移住したいって人はまず日本に拠点を置く外資に転職するのがいいよ。
いろんな意味で海外のことも知れるし、将来日本を出て海外で働くための足がかりにもなるよ。
でも、生粋の日本企業に勤めて、終身雇用を期待して生きてきた人にとって、外資企業というのはいろんな意味でハードルが高いと思う。
そこで、外資に関する疑問をいろいろと解消して、転職のハードルを下がればいいなと思ってスレ立てした。
大きく以下を解説していく予定。
(1)外資ってすぐクビになるんじゃないの?
(2)外資って激務じゃないの?
(3)外資ってどのくらいの英語力が必要?
(4)外資って給料高いの?
(5)有給ってどのくらいあるの?とれるの?
質問があれば書いてもらえれば適当に拾って答える。
書いてるヤツのキャリアはこんなもん(年数は適当にぼかしてある
・5年 大手日本企業(新卒)
・5年 大手日本企業
・5年 大手外資(米国本社、日本法人採用)
・3年 外資のスタートアップ(海外採用)
・2年 大手外資(米国本社、日本法人所属 ↑が買収された)
では、勝手に書いていく。
(1)外資ってすぐクビになるんじゃないの?
まず、外資でクビになるケースを語る前に、外資の採用について理解しておく必要がある。
基本的に外資には新卒という概念はなく、「こういうことができる人をXX円で雇います」とポジションで採用する仕組みになっている。
ポジションに求められる能力は「~という経験を何年以上」「~を使った~が出来ること」など、かなり厳密で細かく定義されている。
だから、大学を卒業したばかりの人は当然ながら要件を満たせないし、逆に要件を満たしていればジジイでも採用される。
このポジションに対して、人を当て込む形で人を採用していくのが海外では一般的。日本の新卒一括採用みたいなのはかなり特殊だと思った方がいい。
大手10年くらいだがしようとしてる。
>>6
外資への転職で一番簡単なのはコネで入ること。
すでに働いてる人からの紹介ね。実はこれが一番多い。
友達とかじゃなくても、勉強会で知り合ったとか、セミナーで知り合ったとか、オープンソース系のコミュニティで知り合ったとかも多い。
なんせ、経歴を盛りまくる奴が多くて、変に面接がうまい奴がうようよいるから、そういう奴を避けるのにコネの活用が社内でも推奨されてる。
紹介した側にもボーナスが入るから、知り合いがいるなら声をかけてみるといいよ。
最近だと、オープンソース系のコミュニティはかなりお勧め。
ヘッドハンター系は無視した方がいい。はっきりいってゴミ。
転職サイト経由で入ってくる人もそんなにいない。
コネがないなら入りたい企業のポジションのところを定期的に巡回して申し込むのがいいよ。
基本、何回受けてもいいから、ダメ元で練習兼ねて何社か受けてみるのもあり。
で、クビになるケースは大き二つ。
1つは採用されたポジションの役目を果たせない時。もう1つはそのポジションがなくなる時。
1つ目は結構シンプルだと思う。
ポジションの役目が十分に果たせないとマネージャーに判断されたらクビになる。
ただし、いきなりクビになることはなく、大体の場合は半年から1年くらいの猶予が与えられる。
その間に上司がトレーニングプログラムを組んで、それでも結果が思わしくなければクビ。まあ、トレーニングプログラム組まれたら大体の場合、その人は辞めることになる。
このケースは、採用されるために面接で背伸びし過ぎたヤツが陥るパターン。海外の人は経験がなくてもあるって言うし、かじっただけでもプロ級のごとく盛ってくるからね。
よくインド人がこのパターンで消えていくのを見る。逆に日本人はいないわけじゃないけど、かなり少ない。謙虚だね。
2つ目はいろんな理由でそのポジションがなくなる時。
よくあるのが、「もうその事業やめるわ」ってなって、事業部ごと解雇されるケース。
他にも、買収された時にお互いの会社で役割が被っている組織があるとどっちかが切られるときもある。
中には配置転換で別ポジションに付く人もいる。もちろんポジションに空きがなければ無理だけど、社内にコネがあって実力も認められている人はこうやってクビにならない場合もある。
他のポジションが見つからず解雇される場合は会社都合になるので、比較的手厚いサポート受けられる。
よくあるのが、上乗せ退職金と次の無料での就職斡旋パッケージ。これはかなり美味しくて、上乗せ退職金が給与12ヶ月分とか出るケースもあるから、社員の中にはこれを期待してる人もいるくらい。
そもそも誰も終身雇用なんて期待せず、どっかのタイミングで転職しようって考えてるから、そのタイミングが強制的に訪れて、ボーナスがもらえたって感覚でしかないね。
注意が必要なのは、雇用元が法人がどこの国に所属しているかというところ。
日本に拠点を持つ外資には、日本法人を持っていてそこに雇用される場合もあれば、
本国採用で日本には支店があるだけというケースもある。
解雇のルールは採用されている法人が属する国に従うので、外資の日本法人の場合は比較的手厚くサポートされ、支店しかない場合は本国の解雇ルールが適用される。
大体の場合、海外の解雇ルールは日本よりも厳しい(労働者にとって)のでこの点だけは押さえておこう。
2社目のベンチャーは全員が本国採用だったから、買収が発表された日に消滅する部署には全員解雇が言い渡された。
会社に来ると即上司に呼び出されて、今から2時間以内に荷物まとめて帰れって言われて、ダンボールに荷物いれて出ていくやつね。
でも、そもそも終身雇用を期待してなければ大したデメリットもないというのが個人的な感想。
年食ってからでも簡単に転職できる分、日本企業よりはメリットがある。
ただし、就職したら大した努力もせずに、変化しない環境でダラダラ過ごしたいって人には向かないと思う。
まあこういう人は万一にも解雇されたら再就職は難しいからどうなんだろうね。
(2)外資って激務じゃないの?
これは人や業種によりけりの部分が大きいけど、ポジション採用の話とも大きく関係してくる。
ポジションに期待されるスキルに対して、十分な能力を備えていれば穏やかに働けるし、
能力が足りてない場合は、その分を労働時間で補う必要が出てきて激務になる。
繁忙期や突発対応なんかもあるけど、総じて日本企業ほどの残業は無い。
そもそも残業代なんて出ないから、完全にやるだけ損。
だからさっさと仕事終わらせて、帰れる奴はさっさと帰るのが基本。
また、外資のマネージャーは日本と違って管理の専門ポジションとして採用されてて、仕事の偏りや残業の集中を是正するのが仕事。
なので、日本企業みたいに特定の人だけがいつも残業してるって状況にはあんまりならない。
(3)外資ってどのくらいの英語力が必要?
社内のシステムや連絡事項は全て英語だから、メールのやりとりができるくらいの読み書きは必須。
小さいベンチャーだとかなりの会話能力も求められるけど、大企業の場合はポジションによってマチマチ。
営業系に属してたり、サポート系で普段やりとりするのが日本人の客の場合には、実はそれほどの英語能力は求められれない。
もちろんポジションによっては周りが全員外人みたいなところもあるけど、そもそも採用の段階でそういうところは面接が英語。
逆に、面接官が日本人で日本語で採用面接が行われるようなポジションだと、そこまでの英語力は求められない。
(4)外資って給料高いの?
正直、かなり高い。
新卒ではいった会社の同期で一番出世して管理職になっているヤツがおそらく1000万程度だと思う。相当激務っぽいが、その2/3以下の労働時間でその倍はもらえてる。
その他にも、ストックオプションで株をもらったり副業が自由だったりもする。
(5)有給ってどのくらいあるの?とれるの?
有給は日本企業とそんなにかわらない。今の会社は年間で24日。使わなかった分は1年だけ持ち越せる。でも、ほぼ毎年全部使うから持ち越すことはほぼない。
その他に、Sick Leave という日本語で言うと傷病休暇が年間12日。これは風邪や通院で使える有給が付与される。これがあるから、普通の有給を使い切っても問題がない。
家族に関して休みが必要な場合に使える有給が12日。
事故や大病で入院等が必要な場合はこれとは別に休みが取れる。
まとめといたのはこんなもん。
総論としては、「終身雇用にこだわりのない人」はさっさと外資に転職した方がよい。
給料はかなり高い、休みも取りやすい、能力相応なら残業もほぼないからね。
外資をやめて、日本企業に戻る人もいるから、一回気軽にチャレンジしてみるのはありだと思うよ。
>>17
正面突破は無理。外資は日本以上に学歴重視。
最低ラインも大卒、理系、理系院の方がポイントが高い。
狙うならコネ採用。
社内の人間の推薦があればハンデも吹っ飛ばせる。
なるほど。通信制の大学とか出ても無駄っすかね
>>20
問題ないよ。大学名より学位。
それと合わせて、オープンソース系のコミュニティでコネ作りするといいよ。
一回外資に入れると、その繋がりがつぎのコネになる。
最初の一発目を突破できると楽になるから頑張って。
ありがとお。
後一個だけ聞きたいんだけど、年齢制限ってあります?
年齢制限は無いよ。応募書類には写真、生年月日、性別を書く必要がない。
50過ぎて入ってくる人も結構いる。
オープンソース系のコミュニティとは具体的にどんなものでしょうか?
wantedlyやLinkedInとかのことでしょうか?
>>27
https://thinkit.co.jp/oss/community
これで全部じゃ無いけど、こういう感じのやつ。
オープンソースのソフトはそれを使う、興味のある人たちが集まって定期的な勉強会やイベントを開催してる。
参加者の多くは企業でそのソフトを使って仕事してる人たち。
こういうのに参加してコネを作る。
自分で興味があるソフトを見つけて、それに参加すると勉強もできるし、コネも作れる可能性もあるし、
業務にも役立つかもしれないから一石三鳥くらいになるかも。
引用元
管理人からひと言
成果ばっかり求められるつらい環境(´・ω・`)
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