経済産業省は今秋、先進ITを使ってビジネスモデルを変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を産業界に促す報告書を公表した(報告書の全文はこちら)。日本企業は7年以内に既存システムを一新しないと、人工知能(AI)やビッグデータ解析、IoT技術を駆使する海外企業に対して、競争力を失うと警告する。報告書を取りまとめた研究会の事務局を務める経産省・情報技術利用促進課の中野剛志課長に真意を聞いた。
--報告書からは産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)が遅々として進まないことへの危機感がにじみ出ています。
中野剛志氏(以下、中野):このままでは7年後の2025年に、運用を始めてから21年以上が経つ基幹システムの割合が6割に上昇します。現時点ではその比率は2割です。システムの老朽化に伴い、保守・維持コストは膨らみます。現在でも一般的に保守・維持コストは企業のIT関連予算の8割を占め、新たな価値を創造するためのIT予算は残る2割にすぎません。増大する一方の保守・維持コストは「技術的負債」と呼ばれます。
その割合は今後9割以上となり、企業の価値創造がますます難しくなります。IT人材の不足も深刻化します。25年の不足人数は43万人と、現在の17万人から拡大する見込みです。
にっちもさっちも行かない崖っぷちを「2025年の崖」と呼ぶことにしました。この時点までにシステムを一新して、DXを完了していなければ、崖を転げ落ちるようにデジタル時代の競争で敗者となる恐れがあります。
--何が企業によるシステムの刷新を妨げているのでしょうか。
中野:日本企業の基幹システムの多くは1970~80年代に稼働しました。当時は景気がよく、世界に先駆けて先進的なシステムの導入が進みました。
ところがシステムの更新時期を迎えた90年代以降は景気後退の時期と重なり、多くの企業はそのまま老朽化したシステムを使い続けました。現場からの新たな要求に対しては、システムのカスタマイズを重ねるという小手先の対応を取りました。このため現在、多くの基幹システムは増築に増築を重ね迷路のような熱海の旅館のごとく、複雑に入り組んでいます。
中野:機能に変更を加えることを前提とした「マイクロサービス」や「疎結合」などの仕組みを取り入れた最新システムに比べて、需要に合わせて柔軟に拡張するのが困難です。
またAIやビッグデータ解析に必要な情報をシステムから取り出すのも難しい。IT関連のセミナーで感化された経営者からAIやビッグデータ解析の活用を指示されたシステム担当者が、「5年間で合計300億円を投じて、システムを一新する必要があります」などと報告すると「そんな後ろ向きのことを聞いているのではない」と怒られたという、笑えない逸話も漏れ聞こえてきます。
システムの老朽化による弊害を、経営者がなかなか実感できないのも問題です。自覚症状のほとんどない膵臓がんと同じですね。気づいたときには手遅れになりかねません。
--経営者にはどのような心構えが必要ですか。
中野:基幹システムの刷新には数年の歳月と、数百億円の費用がかかることが珍しくありません。その上、システムの開発に失敗するリスクもあります。新システムを導入した成果が出るころに自分は退任していることもあり得るでしょう。経営者としての任期中は、刷新コストが負担になるだけです。
それでも経営者は腹をくくる必要があります。手をこまぬいていれば「技術的負債」が膨れ上がります。それだけではありません。中国の新興企業は創業当初からAIなどに対応した最新システムを導入しています。韓国企業の多くも、既に新たなシステムを導入しています。中韓勢に対抗するためにも、システムを新しくする必要があります。
--日本でシステム刷新に成功した事例はあるのでしょうか。
中野:代表例が日本航空です。7年の歳月と800億円を投じて昨年、航空券の予約・発行などを担う基幹システムを50年ぶりに刷新しました。そのおかげでAIによる正確な需要予測が可能となり、高い搭乗率を達成していると聞きます。
半世紀ぶりのシステム更新のきっかけは経営破綻でした。会社更生を進める過程で、裁判所からシステムの刷新を求められたのです。そこまでのショック療法でないと、なかなかDXを断行できないのが実情なのでしょう。
--今後どのようなスケジュールで産業界にDXの実施を促していきますか。
※続きはソースでご覧ください。
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/111400309/?ST=smart
>>7
中国でIT企業が伸びた原因は、たった一つ、中国人13億の市場があったから。
対して日本はどうか?
国民は、ビッグデータの大号令のもと個人情報を、社会保障費増大の大号令のもと年金を、
アベノミクスの名のもと実質所得を、人手不足の名のもと移民との競争と賃金レベルを
ブン取られようとしている...
IT!IT!の掛け声ばかり聞こえてきて、どう得があるのかまったく提示がなされない
現金利用の利便性を制限して電子決済を押し付けようとかオタメゴカシの押し付けばかり
最新のシステムに業務を合わせられないのが日本企業らしい
あー、わかる気もする
低コストにしたいなら、パッケージに業務を合わせれば良いのに
業務系のカスタマイズって、日付の邦暦表記とかセパレータが-か.か
現行ルールに合わせるとか実務に関係ないようなとこにこだわったり
既存企業はみんな破綻なり廃業しとけ
新鮮で血の流れのよい代わりの会社が出てくるわ
その通り
IT企業の中でもAI化に四苦八苦してるからw
能力ある社員がいても構造で潰される
日本人に一番出来ないことだわ
日本人ヤバい
そりゃあどんどん置いてかれるわ
苦労するのは美徳じゃなく当たり前なんだよな。
苦労がゴールと勘違いするバカが多すぎる。
サクセスのための手段にすぎないのに。
どうせアメリカから輸入する
日本はアメリカと競争してるわけでもなければ勝つ必要がない
欧米もそうだろ
中国だけなんだよアメリカと戦ってんのは
ここまでお偉いさんがたがIT音痴揃いとは
企業が腐れて、自然消滅するんだと思う。
そんなにかかるもんなのかねえ。
ほとんどが人件費だろ。
人工知能の完成を待って、
人工知能に新システムを構築してもらったほうがいいんじゃないか。
建屋費も入ってるんでね?
AIなんか基幹システムに使わないし
「デジタルトランスフォーメーション(DX)」なんて鼻で笑う
日本は技術者を大切にしないからね
こんなんに騙されるヤツおるんか?
AIとか言ってるけど全く知能ないからな。
検索系以外は10年経っても全く役に立たないしトンチンカンな答えしか持ってこないだろ。
AIが革新的に進歩したのは、ここ2、3年だぞ
むしろ2、3年で驚異的に進歩している
あと10年経てば自動運転も一部では実用化されてるだろ
リテラシーの問題だわ。
こんな何年問題とか作るなよ
日々の業務、生活をオブジェクトモデル化する習慣が無い。
すぐにIT強化始めても、今すぐどうなるものでもない。 まずは、教育から。
日本は未だに書類と判子だもんな
悠々自適という感じだけど正直勿体無いよね
ああいう連中が凌ぎを削って新しいこと始めるような世の中にならんと
昔みたいにアイディア一つでどうこうできるもんなんてないよ
Pythonなんて数年前まで勉強してる奴は案件もないから馬鹿かキチガイと言われてたんだぞ
当然、今や、仮想空間だけでITシステムを構築して済む時代ではなくなった。
入出力装置やIoTなどの最新ハードウェアにも詳しい必要がある。
要件定義だけでは、今のSIerは勤まらない。
勤まらないなんてことはない
務まらないです!
引用元
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1542213482/
管理人からひと言
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