米Googleは1月25日(現地時間)、「Topics API」を発表した。「FLoC」の実験で得られた知見と、コミュニティから寄せられたフィードバックを元に開発された新しいAPIで、「FLoC」を置き換えるものだ。
「Google Chrome」で試験提供されている「プライバシー サンドボックス」の設定画面
ターゲティング広告は無料コンテンツの供給に欠かせない技術だが、一方でこの技術はユーザーのプライバシーを蔑ろにしてきたといえる。その反省から、業界は足並みをそろえてサードパーティーCookieのサポート廃止を段階的進めるとともに、収益の確保とプライバシー保護のバランスをとる方法を模索してきた。Googleの場合、「プライバシー サンドボックス」(Privacy Sandbox)とそのアルゴリズム「FLoC」がそれに当たる。
□関連記事
Google、「Chrome」のサードパーティーCookie対応を段階的に廃止 ~2年以内の実施を目指す
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1229285.html
闇雲なCookieのブロックはプライバシー保護に逆効果? Googleが“Privacy Sandbox”を提案
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1203625.html
Microsoftが「透明性のある広告」を提案 ~Canary版「Microsoft Edge」でテスト
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1375194.html
「Federated Learning of Cohorts」(FLoC)は機械学習でユーザーの閲覧履歴を分析し、同じような興味や関心をもつ何千人ものユーザーとまとめて「Cohort」(コホート:群れ)を形成する。広告主から要求できるのはどのコホートに属しているかだけで、個人の・具体的な閲覧履歴は共有されない。
しかし、「FLoC」の概念は難解で扱いにくく、また新たなフィンガープリント(個人を追跡するために利用される指紋データ)をWebブラウザーに追加するだけではないかという指摘もあった。実際、「FLoC」に追随しようとするWebブラウザーは存在しない。また、当初組み込む予定だった「Federated Learning」に関しても、デバイス上での計算で十分な実用性と優れたプライバシーが得られることがわかったという。
「Topics API」はこうした反省をもとに再構築されており、より分かりやすく、フィンガープリントへの悪用が難しく、ユーザーの選択権を尊重した透明性の高い仕組みになっているようだ。
「Topics API」では、閲覧履歴をもとにユーザーの興味・関心事を表す「トピック」――たとえば「フィットネス」や「旅行・交通」――を毎週選択する。この処理は外部のサーバーを介さず、すべてデバイス上で行われる。
サードパーティーCookieでWebサイトに好き勝手にユーザーの興味を推測させるのではなく、Webブラウザー側で管理して「Topics API」で提供する
トピックは最終的に数千になる見込みだが、初期段階では350個以下になるようだ。また、人種や性別といったセンシティブな情報はトピックに含まれないよう配慮されている。
トピックベースの広告を運用するWebサーバーへ接続すると、「Topics API」は過去3週間から1つずつ、合計3つのトピックを選んでそのサイトと広告パートナーと共有する。トピックの選択やサーバーへの提供に際しては、ユーザーの特定を防止するための処理(ランダム化やノイズの追加)も行われるという。
「Topics API」を利用したコードの例
なお、実際にどんなトピックが共有されるかは、ユーザー側で確認が可能。気に入らないトピックを削除したり、トピックそのものを無効にするユーザーコントロール機能も提供される。
同社は近いうちに、「Google Chrome」に「Topics API」関連の機能を追加し、開発者向けのトライアルを行いたい考え。ユーザーコントロールの最終的な設計やAPIの動作に関しては、トライアルで得られた知見やフィードバックを元に改善していきたいとしている。
□関連リンク
The プライバシー サンドボックス – The Chromium Projects
https://www.chromium.org/Home/chromium-privacy/privacy-sandbox
Get to know the new Topics API for プライバシー サンドボックス
https://blog.google/products/chrome/get-know-new-topics-api-privacy-sandbox/
「Google Chrome」Google製のWebブラウザー – 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/googlechrome/
2022年1月26日 09:00
窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1383383.html
特に前2つはnot intarestに設定したチャンネルのやつだし。
貴方にぴったりの広告を表示しております
そして記事読んでたら画面横からスクロールして記事に被さる広告
adblockerを入れるところからスタート
つか、一昔前のアンチウィルスソフト並みの必須ソフトになっちまってるなw
Coinhiveを明確に合法化して広告に変わって使えるようにすればいい
裏で勝手にマイニングされる代わりに広告は最低限にできる
これでほとんど全ての弱小ニュースサイトとかは壊滅する。
ただし、Googleは検索連動型広告とYoutubeという自社媒体が残っているので、
ファーストパーティークッキーだけでも生き残ることはできる。
ただし、売上は30%くらい減少するかもしれないけどさ
消費者側から見た「よりよい広告」ってパケット食わないとか広告枠が移動しないとかコンテンツに被さらないとか非ターゲティング広告の事なんだが
on,off
付けろよ
そもそも
管理人からひと言
なんだ、また難しいことになるのか
引用元
https://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1643172324/
この記事へのコメントはありません。