https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/16/news047.html
2021年11月16日 07時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
自動販売機は商品を売るだけ――こんな考えはもう古い。いまや自販機は売れ筋商品や販売時間帯、さらに代金を入れてからボタンを押すまでの時間といったデータを収集するIoTデバイスなのだ。
こうした自販機約70万台を管理するコカ・コーラ ボトラーズジャパンは「実は70万台の物理デバイスと巨大なデータを持つテック企業」だと、同社の松田実法データサイエンティストマネージャー(ベンディング事業本部)は説明する。収集したデータを基に商品の最適配置などを進めている。
国内に6人しかいないGoogle Developer Expertの1人で、セブン&アイホールディングスやニッセンを遍歴した生粋のデータサイエンティストである松田氏に、人間を凌ぐ“データの力”や企業がデータ活用する上で重要になる考え方を聞いた。
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AI+連動特集:今こそ反転攻勢! ウィズコロナ時代のデータ活用
コロナ禍を経て、企業の間では再び攻めのIT活用に対する機運が高まりつつある。本特集ではITmedia NEWSのAI専門コーナー「AI+」と連動し、最先端のデータ活用ソリューションや事例、取り組む際のポイントを、企業のリーダー層やデータ活用担当者に詳説する。
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設置自販機は約70万台、1億1200万人をカバー
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、コカ・コーラ製品の製造・販売・容器の回収などを担う国内最大のボトラーだ。販売エリアは1都2府35県で約1億1200万人をカバーし、年間販売数量は約5億ケースに上る。自販機の設置台数は飲料メーカーの中でトップクラスの約70万台で、同社の年間売上収益約8000億円のうち24%を自販機が占める。
大量の自販機からどのようにデータを得ているのか。オンラインの自販機では、消費者が購入した商品の情報を即時データベースに蓄積する。ネット未接続のものはラウンダーが商品の補充・入れ替えなどの際に、ハンディ端末で読み込んだデータを拠点に持ち帰ってデータベースに接続する。
収集するデータは、売れた商品や本数、価格、販売時間帯、自販機設置地域、代金を入れてからボタンを押すまでの時間などだ。これらはデモグラフィックデータとジオグラフィックデータに分類されるという。
ちなみに「コカ・コーラの自販機」と聞くと真っ先に「Coke ON」アプリを思い浮かべる人もいるだろう。しかし同アプリは商品の企画・開発や原液の製造を行う日本コカ・コーラが手掛けるもので、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとは別会社だ。今回は自販機から集めたデータの活用に取り組むコカ・コーラ ボトラーズジャパンの事例について紹介する。
蓄積データは数百億件 松田氏がハブになって活用
70万台の自販機で1日1本商品が買われれば、1日で70万行のレコードが発生する。これを踏まえて松田氏は「蓄積データの件数は、数十億から数百億に上るだろう」と話す。
「最近はビッグデータという言葉が独り歩きしていて、『データを集める基盤ができました』という声も聞くが、集めることが目的ではない。データをどのように活用するかが重要だ。そこでデータの扱い方を心得た人材が社内のハブになる(ことで臨機応変に活用できる)」(松田氏)と力説する。コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは松田氏がそのハブというわけだ。
スポーツ施設はホット飲料が売れる――機械は先入観も偏見もない
コカ・コーラボトラーズジャパンのデータ活用方法の一つに、自販機の売れ筋を基に商品を補充するサイクルの構築がある。松田氏は実例としてスポーツ施設で起きたことを挙げた。
「スポーツ施設だから、アクエリアスなどスポーツ系飲料が売れるだろうと思っていた。しかし実際にはそれらよりもホットのミルクティーなど(体を動かした後に飲むとは思えないもの)がたくさん売れていた。現場で調査したところ、保護者が待ち時間に利用しているということが判明した。データがなかったら調査すらしていなかった」(松田氏)
スポーツ施設だからスポーツ系飲料の種類を増やし、欠かさず補充しよう――こんな先入観にとらわれてしまっていたら、相当の機会損失になっていただろう。体を温めたい、甘いものを飲みながら雑談を楽しみたいという保護者たちのニーズも満たせなかった。
「機械は先入観も固定観念も偏見も持たない」と松田氏は話した。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/16/news047_2.html
人間が見落としても、機械は決して見逃さない
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無能すぎる
ダイドー方式のがいい
うむ!!
よもやよもやだ!!
バブル期から始まったいわゆるPOSデータだよな。
自販機なら自動で顔画像や指紋や服装画像や
決済手段なども取れるわな。
寒い時期なら暖かい缶コーヒー
暑い時期なら安いスポーツドリンク
クレジットとか使ってたら個人情報と紐付けもされてるし
あらゆる場所で情報のデータ化と分析がされてる時代だよ
夏も冬も変わり映えせんのだわ
そして売り切れ期間が長いんだよはよ補充しろ
モンスター180円の自販機がある。
店頭で買うより安いのだ。
定番ばかりだからなあ
その昔、コカ・コーラの自販機にPHSのアンテナをつけて、自販機があるところなら必ず繋がるようにする計画があったんだが、携帯電話の急速な普及で没になった、らしいぞ。
データが集まるなら生産量も最適化出来る
が、通信費が見合わなかったので、ロギングツールに落ち着いた。
社内自販機は従業員の指定買いに特化すべきだよな
回転率の計算に使える。
それ売れてる本数でわかるだろw
迷ってる後に買った銘柄とか迷わずに買うのはコレって言うのがわかる
どう使えばいいのかはよくわからんけど
最初から買うもの決めてるのか否かで
固定客か流動客か判断してるんじゃね?
その後に迷った後はどの位置の品物を選択したとかで統計取ってるとか
工事現場が近くに出来たらコーヒーが飛ぶように売れるから補充量計算しやすくなり搭載量予測できるわな
シェイカー買って、プロテインやBCAAをシェイクして飲んでる人が多いね
あと自販機高いんでほかでドラッグストア等で買いそろえる人が多い
管理人からひと言
そりゃしてるでしょうなぁ
引用元
https://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1637392987/
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