新型コロナウイルスの感染拡大や、政府による緊急事態宣言などの影響を受けて、多くの企業が中途採用の求人を減らし始めている。IT業界でも今後エンジニアの中途採用の規模縮小が心配される。業界で常態化している多重下請け構造のもとで、業務委託や派遣社員のエンジニアの人数を減らす企業が増えていくことも十分考えられる。
業界の多重下請け構造にはさまざまな問題があるとして、構造改革に取り組んでいるのが、東京都渋谷区に本社がある情報戦略テクノロジーだ。企業の事業部門と直接ビジネスをする「0次請け」と、エンジニアのスキルシートの統一化を進めている。
同社の高井淳社長は、IT業界の1次請けから3次請けまでのビジネスを経験。「構造改革をしなければ日本のソフトウェア開発の技術向上も、エンジニアの育成もできない」と訴える。日本のIT業界の課題と、高井社長が取り組む改革についてのインタビューを前後編の2回にわたってお伝えする。
前編では高井社長にソフトウェア業界やシステム開発の問題点について聞いた。
中略
日本で多重下請けが定着した経緯
――日本で多重下請け構造は、どのようにして形成されていったのでしょうか。
高井氏:日本のシステム開発の始まりは、NTTデータの情報システム部などが、自社のシステムを作り終えて仕事がなくなったので、そのノウハウを活用して官公庁や他社の基幹システムを作り始めたことです。
でも、企業によって規模が違いますので、必要なシステムの大きさも変わってきます。10億円規模の仕事を取り続けられるかというと、そうではないですよね。仕事の大きさや、受注のあるなしに連動して、開発する人を調達できた方がいい。そのため開発する人たちを企業が雇用するのではなく、企業の外で雇用しておく仕組みが必要だった。そうして産まれたのがシステムインテグレーション業界です。
やがてシステムは内製ではなく外で開発するという流れが主流になり、多重下請け構造化が進んでいきました。
すると、企業側のシステム部は、出来上がったシステムを運用する部署になります。社内での位置付けが弱くなり、運用保守は下請けに発注されて、社内で企画や調整をする力もなくなりました。そうすると、企業は一次受けのシステム開発企業の言いなりになるしかなくなったのです。
――その結果、ソフトウェア開発の現場では、どのようなことが起きたのでしょうか。
高井氏:作らなくていいシステムをいっぱい作るようになりました。例えば、そろばんを弾いて経理を回している会社があったとします。経理部に経理システムの導入を考えた場合、欧米では実績がある経理システムのパッケージを導入して、そのシステムを使える人を雇用します。そろばんをはじくことしかできない人は解雇されます。すごくシンプルです。
一方、日本では、実績がある経理システムのパッケージを選定するところまでは同じです。ただ、そろばんを弾いている人を解雇できませんし、その人たちがシステムを使えるように命令する権限が上司にはありません。その結果、そろばんを弾いている人たちが使いやすいシステムを作ることになります。クライアントから「そろばんライクなUIにしてください」といわれるのです(笑)。
――それは例え話だと思いますが、近いことが行われているのでしょうか。
高井氏:そんなことばかりです。基幹システムにしても、本来は標準化と言って、システムに組織を合わせます。(システムを)そのまま使えばいいのに、日本の各メーカーはカスタマイズして販売しています。
――その方がビジネスになるからでしょうか。
高井氏:無駄なことを開発した方が儲(もう)かるからです。1次請けの会社が無駄な仕事を生み出してくれるので、2次請け以降の会社は口を開けていれば仕事が降ってきます。それもあって、多重下請けの仕組みが出来上がったと言えます。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2005/28/news029_2.html
>>1
>そろばんを弾いている人を解雇できません
異動させればいいだけじゃないの?
常識的に考えりゃその通りだし、そういう異動を経験してない奴のほうが少ないだろう
単に管理職自身が算盤ライクとやらの方にカスタマイズしたがるだけ、あるいはシステム会社が
儲けのためにそう仕向けるだけだろう
業務をパッケージに合わせるより効果的という判断だろ。
その思考がマズさそのもの
ユーザー企業もITベンダーも不毛な事やってて没落する一方。
もっと危機的な状況にまで追い込まれないと変われないでしょうね。
けど10年前くらいはユーザー主導でユーザーが使えるシステムを作るべき、って主張が多かったような。
ITを売り込める(IT化できる)隙間があったから売るための売り文句だね
要望はコンセンサスとって出てくるんじゃない
一番声のでかいやつが出す
んでそいつはシステムが完成するといなくなる
誰も使わない機能の出来上がり
こんなんばっか
> その人たちがシステムを使えるように命令する権限が上司にはありません。
ここ正しいの?
>>11
大体あってる。ただ、命令する権限がないより教えても理解できないが正しい
例えば対象が50~60代の最低賃金のパートのおばちゃんとか
できる人を雇えばと言うがそんな人はこの待遇では来ないよと
>>19
上司「このシステム使って下さい」
そろばん人「つかえません」
上司「まあそう言わずに」
そろばん人「わかりました(半ギレ)」
そろばん人「あーそろばんならこんなエラー無いのにな~そろばんならな~」
そろばん人「仕事になりませんわ」
そろばん人「クソ無能上司しね」
そろばん人「あいつはボケカスうんこギャーギャー」
上司「、、、やっぱシステム無しで」
そろばん人「最初からそうしとけ若造が」
>>24
あ、それめっちゃ分かるw
うちの社員がまさにそんな感じ。
従来のやり方のままじゃないとダメみたい。
正社員制度がダメなんだろうな。
全員有期契約で新陳代謝できるようにしないと。
これがITの世界だと致命的だから中国にまで差をつけられてしまったんよ
工業化は奴隷酷使でなんとかなってたが元来日本は体系化や構造化が極めて苦手だからここでも中国やインドに負けてしまった
例えば、SAPの標準機能で仕事周る組織って存在するの?
標準機能をベストプラクティスと見るかだな。
それとも複写伝票を模したUI、業務フローを踏襲するか。
あんなの風俗のスカウトと変わらんぞ
そ、これが一番の原因だな。
客もアホだが、元請けもアホ。
アホ同士の妄想を現場が吸収するという
なんとも無駄なことをしている。
アホは不必要だね。
大手メーカーやソフトハウスは下っ端と直接取引したがらないね。
つまり、日本人ってコンピュータに対する認識が未熟で、
ただの道具ではなく神様か何かだと思ってるから、
「何とかしてください」と拝んでもらえるんだよw
で、それは作り手としても都合が良くて、
ただの道具として見なされると「良い道具を作る者」と「イマイチな道具を作る者」で明確に評価が分かれてしまうけど、
神様だと思われている間は良い開発者も悪い開発者も一様に神職に仕えるものだと思ってもらえる。
というわけ。
業務に合わせてシステムを作ったはずが要件定義が不十分だからポンコツ
客もよく確認しないで発注しているから直して貰えず(仕様内)
また、ちょっと直すだけでも膨大な額を請求されるから従業員は黙って使ってろ
生産性はどこに
わかるわ
今、正にいい例があるな。
システムをユーザに合わせて作るがために、
何度も作り直したり仕様変更からやり直したり
でも仕事もらってる側だから文句言えないという
それウチの会社だわ、ごめん
技術持ってて実際納品物作ってんの末端の下請けの俺らやねん
んで絶対にまず自分とこのグループ子会社の情シス子会社にまず流してからNTT、富士通、NEC、リコーなんかの大手メーカー系に丸投げ
そこから5次受けくらいの俺ら末端にきたときは搾かす
客が実際モノ作りしてる俺らに口座作ってくれて直で案件くれればこんな地獄にならんのや
それは客のことを考えてない下請けの言い分やな。
お前らが客側の担当者だったとして5次受けやるようなカスみたいな会社に金出せるか?
完成前に会社が潰れるかもしれんし、完成後の保守を安定して任せられるかもわからん。大手SIに頼むのはこういうリスクをヘッジする意味合いもあるんだよ。
>>103
大手SIerがあくまで請け負う事になり、万が一下請け先が開発に失敗した場合は請負したSIerが責任を負うことになる。
下請け先の中小零企業では賠償金払えない。
されることになる。フリーランスは消費税てでピンハネの餌食。
逆に大企業は輸出すれば消費税が戻ってくるから都合がいい、そして法人税を減らして貰う
このあたりのカラクリは分からんが、解雇規制のせいだって話より説得力を感じる。
内製するより外注する方が得になる制度がどっかにあるんだろう。
残りの数十数百の能無しはただSIが人月水増しするためだけの不必要なリソースやねん
ぶっちゃけ大規模でも10人もまともなPGおれば十分やねんそもそもPGが要件定義からやんのが当然やねん
SEとかプログラミングでけへん名ばかり管理職とかわらん雑魚がいつも現場を引っ掻き回すんや
海外でPGは高給取りみたいな話あるが
あれは全部一からやる奴が前提だからな
そもそもプログラムだけをやる人間という概念が存在しない
PGと言っても日本なら要件定義を含めて全てやる奴のことを向こうでは”プログラマ”と呼んでいる
それで高給なのはある意味額面通りなんだな
アジャイルで作りっぱなしにされたシステムはメンテ出来ず、ろくに使われずに捨てられてるのが現実なのに
本来のアジャイルだと、ドキュメントはしっかり作ると聞いたが
本来なら自社でやるものだから
ベンダーロックインのため法的にも人的にも自社でしか触れないオレオレフレームワーク無理やりベースにするよな
このオレオレフレームワークにバグがあってもソース見れないし、修正できないから
バグを前提に迂回設計実装するしかないというアホアホさ
そらまともなエンジニアは嫌気さして転職するわな
そもそも派遣使わんかったらええやん
仕方なく使うにしても無能派遣を見抜けないのはそれ以上の無能だからだよ
詐欺に騙されるのは詐欺師以下の知能だからな
だって社会的信用がないから。
社会的信用あっても技術も仕様策定能力もない企業や人間にはもっと任せられん
だって使えてなんぼのITだし
SIerじゃなく、瑕疵担保責任やメンテ斡旋するだけの家賃保証会社みたいな企業が受注やればええ
大手SIの人って本当ただただWBSにイナズマ線引いてるだけだよな
まあそれも大変だけどつまんねー仕事だよ
中小のWEB系でアジャイルで最新のクラウドソリューションやってる方がはるかに楽しい
メジャーなツールや技術を使えない自分の無能さを下請けに強制して生産性上げずに悦に浸ってる連中かと思ってたよ
Web屋やってる方が有意義なのは全くもってその通り
メーカーだってそう、仕様決めてあとは図面も下請けに書かせるような大企業も多い
使用を決める前に発注するのがIT
引用元
管理人からひと言
三次受けあたりで規制してほしい(´・ω・`)
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